医療や介護の業界でも広がる契約社員

今まで正社員やパートが主流だった雇用現場で、契約社員として働く方法が注目されています。
契約社員とは、会社側から期限付きで直接雇用されるという働き方です。期間限定であるため、一定期間のみ働きたい方や様々な現場で働いてみたい方、その現場が初めてなのでお試しで働いてみたい方にはピッタリの働き方となっています。
では、どのような職種が実際に募集されているのでしょうか。

契約社員を多数募集している職種の一例に、介護福祉士や看護師があげられます。
利用者様の日常生活を支えるお手伝いを行っており、食事介助や入浴介助、着替えのお手伝い、車椅子操作の介助、余暇としてのレクリエーションの実施など利用者様と直接関わる大切な職種です。
また、看護師はこの他に服薬管理や健康管理、緊急時の処置など医療行為も行っています。

また、リハビリテーション分野の職種も、近年契約社員を募集する会社や施設が増えています。リハビリテーションの職種は、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士に分かれています。

作業療法士は、生活に必要な機能を訓練する職種であり、ご飯を食べるために箸操作を練習したり、再び字を書けるようにするために書字練習を行ったりします。
理学療法士は、人間の基本的な動作である立つ・歩く・座る動作を練習したり、各関節の拘縮を防ぐような運動を行ったり、筋力トレーニングを行ったりします。
言語聴覚士は、話す・飲み込む事を専門としており、再び話せるようになるための訓練や、病気で弱くなった飲み込む力を取り戻すためのトレーニングを行っている職種です。
こうした専門的な分野の業界でも、仕事の多様化が求められる現状に合わせて、契約社員を募集する動きが広まっているのです。

医療や介護は、正社員で雇用されると夜勤や残業に追われやすく、なかなかハードな現場だといえます。結婚をして育児の時間も必要な女性などにとっては、契約社員はうってつけの働き方だといえそうですね。

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